コンサル

2018.2.10

どうでもいいと罵られても、譲れないこだわりがある。それを美学と呼ぶのか。

どうでもいいと罵られても、譲れないこだわりがある。それを美学と呼ぶのか。

それをしたからといって、お客さんが増えることはないと思う。それでもやりたくて仕方のないことがボクにはたくさんあります。

先ずは掃除ですね。あ、先に言っておくけど、ボクは潔癖症ではありませんよ。どちらかというと散らかす方のが得意なほうです。お家ではよく怒られていますから。

お店は別なんですよね。やっぱり清潔な方がお客さんも居心地良いだろうし、その方がカッコいいとボクは思っている。

昨年末から手がけていた看板が完成しました。創業当時にボクが鉄工所まで足を運んで特注で作ってもらったものです。サッカーチームのエンブレムをモチーフにボクがデザインしました。

その上に新しい画を描いてくれたのは、仲間のあいちゃんです。看板を新しくしたからといって誰に何を言われることはありませんが、何よりもボクがカッコいいと思ってる。

美味しいコーヒーをお出ししたくて。ネスカフェアンバサダーになりました。これまではコーヒーメーカーで淹れてましたが、マシーンが壊れて以来、ボクの知らぬ間にインスタントコーヒーに変わっていました。(苦笑)でもやっぱりお客さんには美味しいコーヒー飲んで欲しいし、インスタントコーヒーを提供している自分が嫌というか。そんなのカッコ悪いしね。

店内の壁をリニューアルしました。セット面とシャンプー台を仕切るために設置した壁です。創業当時は赤一色の鮮やかなデザインにしていましたが、これまたあいちゃんにお願いして、アンティークレンガ調の壁紙を貼ってもらい、その上にロゴマークを描いて、エイジング加工を施してもらいました。

実はこの壁画のリニューアルには思惑がありました。この壁画を背景に写真撮影したり、この壁画を背景に動画撮影やライブ配信をしようと考えているからです。カッコいい背景の方が、画的にカッコいいからね。

それから名刺とかDMとか紙の販促物も全てカッコ良くしました。それに今度はシャンプーチェアーやワゴンなどの機材もアンティーク調に一新しようと考えています。

すべてはカッコいいかどうか。ワクワクするとか。自分好みかどうかで決める。その格好良さたちが織り成すことでボク独自の世界観が生まれてくるのではないかと考えているからだ。

何故そうしようと思ったのかというと、師匠が語ってくれたスティーブ・ジョブズのエピソードに刺激を受けたからです。

スケルトンカラーが印象的な箱型PC『iMac』を覚えているだろうか。PCというよりはもはや雑貨のように可愛い。まさに「こんなの見たことないっ!」という代物でした。

まるで宇宙船のような圧巻のデザインのアップル社本社をはじめ、色形、音、質感、箱など、アップル製品は細部にわたり独自の世界観が注入されているという話。

あの有名なアップルのCM “THINK DIFFERENT”を妄想してしまいます。「クレイジーな奴らが世界を変えてきた」めちゃくちゃシビれます。

どうでもいいと罵られても、譲れないこだわりがある。それを美学と呼ぶのか。ボクには分からないけど、その先にある風景を眺めてみたい。

ボクが経営する美容室『ガナーズ』、ガナーズで頑張ってくれている仲間たち、ボクの私塾『フロリダ族』、ボクのWebサイトに並ぶ記事、SNS。「全てを作品だと思え!」師匠の言葉が蘇ります。

〈了〉

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