サッカー馬鹿

2019.4.30

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道なき道をかきわけて自分たちの足跡をつくる〜勇気をもらえた勝点3〜〈明治安田生命J1第9節 鳥栖0-2湘南)

 
明治安田生命J1第9節サガン鳥栖0-2湘南ベルマーレ(駅スタ/13280人)
59分 大橋 裕紀(湘南)
89分 梅崎 司(湘南)

 

ゴールを決めた梅崎は一直線にサポーターに駆け寄り両拳を突き上げ感情を爆発させた。
 
不甲斐なさを噛み締めた川崎戦、スピリットを取り戻した横浜FM戦、それでも鳥栖戦のスタメンに梅崎 司の名はなかった。
 
梅崎の出番が回ってきたのは66分、アクシデントに見舞われた大橋 裕紀の代役としてピッチに立った。
 
昨今の湘南の戦績は5戦未勝利、リーグでは清水戦(3/31)以来、3戦つづけて勝ち星に恵まれていない。対する鳥栖は開幕から8節を終え勝ち星は「1」総得点はわずか「1」と絶望の淵に立たされている。
 
なりふり構わず勝利をもぎ取りたい鳥栖、足元をすくわれたくはない湘南、当然のことながら湘南にとって絶対に負けられない試合だ。
 
湘南は前節(川崎戦)からスタメン3枚を変更。左ウイングバックに鈴木 冬一が入り、杉岡 大暉がポジションを一つ下げ3バック左に配置。これまで主力を担ってきた武富 孝介と梅崎をベンチに置き、途中出場が多かった大卒ルーキー大橋を初スタメンに抜擢、今季初出場の鈴木 国友と揃ってシャドーに入った。
 
戦術的な狙いはあるとしながらも「道なき道をかきわけて、自分たちの足跡をつくる」曹貴裁(チョウ キジェ)監督は選手たちの勇気を後押しした。
 
「コンパクトにしてセカンドボールを拾ってよく攻められていた」(杉岡)「慌てずに最後のところで身体を張って、とったボールをシンプルに動かす」(岡本)ハイラインを保ち、奪ったボールをテンポ良く繋いでいく。これまで最終ラインの背後を突かれての失点シーンが多かっただけに、「怖がらずに下げない」守備陣の意思統一は徹底されていた。
 
さらにボールロストの少ないトップの山崎凌吾の安定感が際立っていた。この日挙げた2得点はいずれも山崎のポストプレーを経由している。
 
59分、杉岡のロングフィードを山崎が胸トラップで収め武富へ展開。こぼれ球を再び山崎が収め駆け上がってきた鈴木冬へタイミングを合わせてヒールパスを送ると、鈴木冬がダイレクトでシュートを放つ。シュートは一旦相手GKに弾かれるが、いち早く詰めていた武富がふわりと中央にクロス。最後は大橋が押し込み湘南が先制に成功する。
 
「諦めないで逆サイド詰めていた大橋がJリーグ初ゴールを得られたことは、チームにとっても力になります」(曹監督)
 
そして迎えた88分、絶妙なポジショニングからフリーでボール受けた山崎が前線で動き出す武富へパスを送ると、武富がディフェンダー2人を引きつけて左サイドを駆け上がる梅崎へライトパス。最後は梅崎が倒れこみながら左足でゴールに突き刺し駄目押しゴール。
 
「ゴールが取れていない責任、チームとしての不甲斐なさ、今日スタメンから出られなかった悔しさがあった」梅崎は秘めた想いを吐露した。
 

新加入選手が決めてくれたり、司(梅崎)みたいな経験のある選手が見本通りのプレーを見せてくれるのは我々にとって財産(曹監督)

 
4戦ぶりに勝利を収めた湘南、この一勝がもたらしたチカラの大きさは計り知れない。

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