「どうしたら海外で働けるの?」
「日本人でも大丈夫?」
「どんな良いことがあるの?」
この記事を読むと、このような疑問が解決します。
こんにちは 勝村大輔(gunners5050)です。
現在のボクは、美容師歴25年、人口20万人の市内に20坪の小さな美容室を営んでいます。お店は間もなく開業から15年目を迎えます。
以前、約3年間ほどドイツで美容師をしていました。当時は、海外旅行も一度きり。もちろん語学力もゼロ。就労ビザという言葉すら知りませんでした。
そんなボクがどうして海外で働くことができたのか?
本記事はすべて当時の実体験に基づいて書いています。
本記事でお伝えしたい内容は3つあります。
- 海外で働くための2つの手段
- 日本人は技術力は高いけど、コミュニケーション力は致命的に低い
- 海外で働く3つのメリット
海外で美容師をしてみたいと考えている方の参考になるはずです。
1. 海外で働くための手段は2つあります。
- ワーキングホリデー
- 強行突破!
ワーキングホリデー
日本人美容師が海外で働くハードルは案外低いです。
現在は、ワーキングホリデーなど、海外就労を支援してくれる企業がいくつかあります。
例えばコチラ
日本人美容師ならお馴染みの企業ですよね。
渡航先は、シンガポール、台湾、シンガポールなどのアジア圏や、カナダ、オーストラリア、ドイツも見当たります。
渡航までのプロセスから、現地での生活基盤まですべてをナビゲートしてくれるのが最大のメリットですね。
当然ながら、それ相応の時間と仲介費用がかかります。
強行突破!
最短かつ格安での渡航が可能(かも?)
どうして(かも?)なのかというと、ボクの体験があまりにも稀なケースだったからです。
ではなぜ、再現が難しい話をお届けするのかというと、振り返ってみると、ボクがとった行動のひとつひとつが理にかなっていたからです。
ボクが起こした行動は下記のとおりです。
- 行きたい国を決める
- その国の大使館(領事館)に問い合わせる
- 現地の日本人法人会の連絡先を聞く
- 日本人が働いている美容室を尋ねる
- その美容室に直電する
最重要は「日本人法人会」です。
ワーキングホリデー資料には「語学力不要」と書かれています。
海外で働くのに「なぜ語学力が不要なの?」って思いませんか。
答えは、お客さまが日本人だからです。
現地で勤める日本人会社員とその家族が大勢いる。彼らを取りまとめて保護する団体がきっとあるはずだ。
ボクが辿り着いたのは下記でした。
デュッセルドルフ日本人クラブ
2. 日本人は技術力は高いけど、コミュニケーション力は致命的に低い
海外の美容室で日本人のお客さまを担当する。
もしこのような勤務先なら、まったく問題ありません。
ところが、ボクが勤めていた美容室は、自分以外のすべての美容師が現地の人でしたので、言葉の壁はかなり高かったのですが、それ以上に技術に苦戦しました。
なぜ苦戦したのかというと、頭の形、髪質の違いはもちろんのこと、お客さまの好みを完璧に理解することができませんでした。
やはりコミュニケーションは不可欠でした。
せっかく海外に行くのですから、現地の人をキレイにしてあげたくはありませんか?
現地では、意外にも、日本人の同士が集まって、日本語で生活する人がほとんどです。
これでは、現地特有の体験を得ることができませんよね?
勇気を出して、ぜひ現地のコミュニティーに飛び込んで欲しい。
それにはやはり語学力はマストです。
中学生レベルの英語力があれば、ドイツでも十分に通用します。
アジア圏でもおそらく大丈夫でしょう。もちろんカナダ、オーストラリアも。
今ならスマホさえあれば、誰でもカンタンに格安で学習できます。下記は特にオススメです。
3. 海外で働く3つのメリット
言うまでもなく、海外経験は人生に大きな影響をもたらします。
しかし、海外経験という宝物は、孤独なしでは得られません。
日本人と距離をおいみて、つたない語学力でも身振り手振りを交えながら必死にコミュニケーションを試みる。
現地に溶け込むことで、得られるメリットは圧倒的にデカくなります。
ボクが得た貴重な体験は以下の3つです。
- 異文化に触れる
- 日本人の特長を再確認
- 新しい価値観が芽生える
異文化に触れる
その土地の歴史や文化を知ることで、現地の人たちの言動や行動を深く理解することができます。
ボクがのめり込んだのは「サッカー」でした。
とにかくスタジアムの熱狂がハンパなかった。
なぜこれほどまでにチームを愛せるのか?現地の人に混ざって応援するうちに、その意味を体感することができました。この経験はのちのボクの人生に大きく影響しています。
日本人の特長を再確認
現地で生活していると、海外への憧れが強い分だけ、現地の魅力に取り憑かれます。
ですが不思議なことに、現地に溶け込むほど、日本人の素晴らしさを再認識するものです。
これは本当に不思議な体験ですが、海外経験が長い人ほど、ボクと似たような感想を抱くようです。
この経験は大きい。
新しい価値観が芽生える
それとは逆に、現地に溶け込むほど「どうして?」「なんで?」「マジかよ!」と彼らの言動や行動に違和感を抱くようになります。
日本人の素晴らしさを再認識すると同時に、
彼らとの価値観の違いを体感することで、
ボクは、自分の意見が持てるようになりました。
【参考書籍】
沢木耕太郎さんの『深夜特急』は、ボクが海外に飛び出すキッカケになった本です。本書は1974年に沢木氏自身が香港からロンドンまで公共の乗り物だけを使って旅した紀行文。特にインド編は痺れました。インドを訪れれば人生が変わる、そう思い込んだのはこの本の影響です。とにかく1974年の世界は今よりずっと各国が個性的でした。
バックパッカーたちのバイブルとしても名高い!
まとめ
日本人美容師として、海外で働きたいのであれば、ただ夢を語るだけではなく、行動に移すことです。
繰り返しになりますが、貴重な体験を得るには、コミュニケーションが不可欠です。
「海外に行く!」と決意するのと同時に、「語学力を身につける!」と宣言してしまいましょう。
美容師の先輩として一言、
日本人美容師の海外挑戦は大賛成です!
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