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2019.12.12

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美容師の退職理由ランキングを見て想うこと。【離職率はますます高まる】

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

この記事を書いているボクは、美容師歴25年、人口20万人の市内に20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店はまもなく開業から15年目を迎えます。

ボクはこれまでの14年間で、17人の美容師を雇用し、15人が退職をしている。ハッキリ言ってリーダーシップは皆無です。

なので、採用について語る資格もないし、語る気もありません。

だけど、離職については多少語る資格はあると思っている。

なぜならボクには、退職を告げた経験もあるし、告げられた経験もあるからです。

以下は、某記事に掲載されていた『美容師の退職理由ランキング』です。

順位は下記のとおりでした。

1位 給料
2位 挫折
3位 独立やキャリアアップ
4位 人間関係
5位 出産や育児のため

以下はボクの見解です。

1位 給料

特にアシスタント時代は他業種と比べると、かなり低賃金です。一番遊びたい時期なのに、お金がないのがツライところ。練習用のウィッグや道具代、モデル用のカラー剤などを支払うと、残りは最低限の生活費しか残らないのが実情。(そうならないためにも、専門学校でもう少し実用的な技術を教えて欲しいところではありますが・・・)

スタイリストの場合は、自分の能力(売上)とお店からの評価(歩合)が釣り合っていないという不満が大きな要因と考えられます。少しでも自分を評価してもらえる、少しでも多く給料が貰えるお店に移籍したいと願うのはプロとして当然。

2位 挫折

「なんで自分だけこんな辛い目に遭わなきゃいけないんだ」と思っているかどうかは分かりません。(これまで仕事を嫌になったことがないので)ただそんな時こそ、異業種が魅力的に映ってしまう。(これは何となく分かる)とにかく一刻も早く美容師を辞めたいらしい。

美容師の楽しさを実感できないまま辞めてしまうのは本当に勿体ないけど、辞めるなら早い方がいいとも思います。ただし、どの業種でも多少の辛抱は必要なはず。

3位 独立やキャリアアップ

個人的には独立やキャリアアップは歓迎です。独立開業は多くの美容師にとって夢だし、実現させるべき。キャリアアップもどんどんするべきだと思う。

あとは、”飛ぶ鳥跡を濁さず”ですね。どうせ飛躍を誓うなら、祝福された方が良いに決まってます。

4位 人間関係

「あの人が嫌い」というスタッフからの相談は、実は一番多い。せっかく何かの縁で同じ職場で働いてるのだから「仲良くして欲しい」と願いたいところではありますが、どうしても嫌なら仕方がありません。ただし、パワハラやセクハラなら論外。

5位 出産や育児のため

非常に残念ですが、心からおめでとう!と言いたい。出来ることなら復帰して欲しいし、可能な限り対応していきたいところです。

どうしたら離職を減らすことができるのか。

上記はボクが実際に経験して、当時、感じていた正直な気持ちです。

退職は告げるのも気まずいし、告げられるのはもっと酷です。

だけど経営者である限り、必ず向き合わなければいけない試練だと思う。

どうしたら離職を減らすことができるのか。

・職場環境を改善する
・福利厚生を充実させる
・やりがいを提供する
・チームワークを強化する

研修に取り組んだり、セミナーを聴きに行ったり、ワークショップに参加してみたり、社員旅行を企画してみたり。

離職率を減らすために、経営者はあらゆる手段を用いて、試行錯誤を繰り返すわけですが、

残念ながら、離職は絶対になくなりません。

なぜなら美容室において、終身雇用は不可能だからです。

少なくとも、ボクには高齢のスタッフを雇用しつづける器量はありません。

それに、自分に夢があるのと同じく、スタッフそれぞれにも夢や目標があるはずです。

その夢に向かう通過点に、たまたまご縁があって、一緒に仕事をしているだけ。

だからボクにとって一番望ましいのは、それぞれが夢を実現すること。そして、良好な関係をつづけることだと思います。

なかなか難しいですが。

今後は、ますます人材不足が深刻化します。働き方も多様化します。そして価値観も変わります。

離職率はますます高まるでしょう。

しかし、それと同時に、美容師ひとりひとりが自立を求められる時代に移ります。

どちらかが、一方的に寄りかかることは、もうできません。

離職の理由は、前向きなものであること、ただただ願いたい。

そんなこと考えていました。

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