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2020.1.12

香川県議会「ネットゲーム依存症対策」の条例案が炎上【おじさん、おばさんの情弱っぷりが嘆かわしい】

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

先日に下記のツイートをしました。

 

おっさん、おばさんの方が、よっぽどゲーム依存な気がするけど、、

このツイートのネタ元のニュースは下記です。

『県条例素案にゲーム利用制限』

このニュースに多方面からバッシングが殺到。

Twitterで炎上していました。

 

情報を整理すると、

  • 香川県議会がネットゲーム依存症の対策に関する条例素案を発表
  • 高校生以下の子どもを対象に、ゲームを利用する時間を1日60分、休日90分に制限
  • 夜間の利用は、高校生は22時以降、幼児や小学生を含む中学生以下は21時以降は制限
  • 罰則規定はないが、子どもたちに守らせることを保護者や学校の「責務」とする

 

これに対しての、Twitter民の反応は下記のとおりです。

  

ネットゲーム依存症の実態を調べてみた。


出典:総務省『平成29年通信利用動向調査』
https://www.landerblue.co.jp/48712/より引用。

 

上記は、インターネットで利用した機能・サービスを年代別にまとめた表です。

 

若年層のネットにおけるゲーム利用の割合は、たしかに高い。

 

  • 6〜12歳(48.7)
  • 13〜19歳(50.7)

 

40〜49歳の割合(28.2)と比較すると、その高さは明白です。

 

中高生のネットゲーム依存者数は52万人と言われています。

 

ただし、全世代におけるネット依存者数は、

 

271万人(男性:153万人 女性:118万人)

 

上記のデータを考慮した場合、中高生の割合だけが突出しているとは思えない。

 

事実、大人のネットゲームの利用状況は、

 

  • 20〜29歳(45.5)
  • 30〜39歳(38.0)
  • 40〜49歳(28.2)
  • 50〜59歳(15.6)

 

中高生だけを問題視する意味が分からない。

 

「勉強を蔑ろ(ないがしろ)にして、ゲームに明け暮れるのがけしからんのだよ!」

という、おじさん、おばさんのために、もう一つ参考資料を見てみよう。

 

下記に、eラーニングの利用状況をまとめてみた。

eラーニングとは、情報技術を用いておこなう学習や学びのこと。

  • 6〜12歳(5.4)
  • 13〜19歳(17.5)
  • 20〜29歳(13.0)
  • 30〜39歳(9.9)
  • 40〜49歳(8.9)
  • 50〜59歳(7.4)

 

若者の方がよほど、スマホを利用して勉強していることが分かります。

 

それでも、納得いかないおじさん、おばさんは、下記の表を見て欲しい。

 

出典:『アニメマーケティング白書2018年』

 

上記は、『アニメ視聴者の年齢構成』です。

  • 5〜9歳(3768人)
  • 10〜19歳(5924人)
  • 20〜29歳(5401人)
  • 30〜39歳(5947人)
  • 40〜49歳(5995人)
  • 50〜59歳(3762人)
  • 60〜69歳(2751人)

 

ご覧のとおり、最も多い視聴者は「40代」という結果が出ています。

 

いかがでしょうか。

以上のことから結論づけると、

  • スマホを敵視する大人のピンボケ感
  • 子どもに限らずネット依存者続出
  • ゲームもアニメも大人の方が楽しんでる
  • 若者の方がよほどスマホから学んでいる。

 

つまり、おじさん、おばさんの情弱っぷり”が嘆かわしいということだ。

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