こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。
この記事を書いているボクは、現役の美容師です。
美容師歴は25年、人口20万人の市内に20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店は先日、15年周年を迎えたばかりです。
下記のデータは、このブログで何度も出してますが、言いたいことは、美容室の生存率は、かなり低いということ。
- 1年以内→40%
- 3年以内→10%
- 10年以内→5%
- 20年以内→0.3%
悲願の独立開業を果たした美容師の6割は、1年以内に店をたたみます。
10年つづく美容室は、ほんの一握りしかありません。20年つづけば奇跡です。
失敗する美容室が多いのは、事実です。
今回のテーマは、『成功する美容室と失敗する美容室の違い』です。
お届けするラインナップは、下記のとおりです。
- 成功する美容室と失敗する美容室の違いは、ただ一つだけ
- ハンパならこだわるな!
- とことんやり抜く
1. 成功する美容室と失敗する美容室の違いは、ただ一つだけ
結論は、顧客視点です。
「お客が欲しいものは何か?」を徹底的に追求する。
実はコレだけです。
繁盛店は、
お店がやりたいこと = 客が求めていること
不人気店は、
お店がやりたいこと ≠ 客が求めていること
そういう状況に在ります。
やりたいことと、求められることが一致する可能性は稀です。
ここを解っていない人が多い。
顧客視点を持っていない美容室は、店内に入った瞬間に気づきます。
例えば、BGMです。
なぜ「そのBGMを流しているのか」説明できますか?
説明できないお店は、おそらく自分が聴きたい曲を流しているのでしょう。
だとしたら、そのBGMは、顧客視点で選んでいないということになります。
「どうしたら楽しんでもらえるか」
「どうしたら喜んでもらえるか」
顧客視点を徹底しているお店は、案外、少ないのかもしれません。
2. ハンパならこだわるな!
なので、中途半端な”こだわり”は、さっさと捨てるべきです。
流行らないお店は、一様に、中途半端なこだわりに囚われています。
特に、個人店はこうした傾向に陥りやすい。
なぜなら、独立開業はオーナーの夢だからです。
やりたいことが先行してしまうのは、想いが強いからなのでしょう。
それが故に、盲目になってしまう。
だから、
お店がやりたいこと ≠ 客が求めていること
に、気づかないでいる。
SNSを閲覧してると、よく、こうなる可能性が高い人を見かけます。
特にTwitter界隈に多い。
「イイね」がまったく付かないツイートを、ある方がこう表現していました。
“砂漠の真ん中で愛を叫ぶ”ツイートだとww
一見、奇をてらうようなツイートでも、反響が高い発信をする人は、その裏で、どうしたらウケるのかを、死ぬほど考えているはずです。
想像力が働いていないこだわりは、ただの独りよがりです。
3. とことんやり抜く
こだわるなら、徹底すべきです。
バカと指差されるくらいに、のめり込まなければ、理想の世界観は実現しません。
外観も内観も、ディスプレイもBGMも衣装も。
誰に何を言われようと、とことんやりたいことを貫く。
お店がやりたいこと = 客が求めていること
を実現させるには、相当の覚悟が必要です。
しかし、これこそが、個人店のなせる技なのであり、個人店ならではの魅力です。
生存競争を勝ち抜くために、あなたはどの方向へ進みますか?
今回は以上です。
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