3. 今後の見通し
イベント開催の中止や延期、各種施設の閉鎖及び、小中高の休校。
これらの措置は、クラスター(集団感染)対策です。
大阪のライブハウスの件など、一部でイレギュラーは起きているもの、
厚生労働省の見解は
「現時点では爆発的な感染拡大は進んでおらず、一定程度、持ちこたえているのではないか」
としています。
当初(2月25日)の方針に従い、重傷者対策を中心とした医療提供体制は、他国と比べても、適切に進行していると見てよいと思われます。
イタリアと日本では、置かれている現状は大きく異なります。
その差は、対策の違いにあることをご理解いただけたでしょうか。
前述のとおり、各国の状況から導き出された致死率から逆算すると、推定患者数は1,704人と算出できます。
この辺りの数値が、美容室閉鎖のボーダーラインと考えるのが適切かと思われます。
しかし、現時点での感染者は620人です。
したがって今後、美容室が閉鎖に追い込まれる確率は非常に低いです。
イタリアは日本の人口あたりの患者数と比較して55倍。
まず店舗閉鎖の可能性はないと思います。
そもそも、美容室は厚生労働省の管轄なので、厚生労働省の見解に従って判断すれば、まず問題はないでしょう。
今、一番危惧させるのは、無闇なPCR検査の実施です。
なぜなら、これまでの報道どおり、検査キットの精度が非常に曖昧だからです。
検査の横行が進むと、陽性反応者が病院に押し掛けることが予想できます。
しかし、陽性かどうかは不確実です。
患者が急激に膨れ上がると、イタリアと韓国が陥った医療崩壊も起こりかねません。
このような事態を未然に防ぐには、まずは事実を知ることです。そして適切な対策をおこなうこと。
引き続き、対策に努めましょう。
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