コンサル

2020.4.3

美容室のコロナ対策【第2フェーズは店舗存続とスタッフの給与補償】

1. 当面の運転資金の調達

少なくとも半年分の運転資金を用意しておきましょう。

 

  • テナント料
  • 水道光熱費
  • リネン
  • 保険等

 

半年分の固定費を目安にすると計算しやすいかもしれません。

テナント料については、現在、国交相が所有者に対して、支払いの猶予や賃料の相談に応じるように呼び掛けています。

事前に大家さんや仲介の不動産に相談してみるのも一案です。

材料費は売上に応じて金額は決まります。

広告宣伝費は可能な限り節約した方が良いかもしれません。

人件費については、次の項でお伝えします。

資金調達の方法は、政府が推進している特別融資制度に頼るのが最短です。

美容室が該当するのは下記の2つです。

 

〈新型コロナウイルス感染症特別貸付緊急対応融資〉
〈生活衛生新型コロナウイルス感染症特別貸付〉

 

※詳細は<厚労省のサイト>をご確認ください。

 

いずれも無利子、無担保が補償され、保証人の必要はなく、信用保証協会に支払う費用も政府が負担します。

しかも、返済開始日が据え置き可能で、返済期間も大幅に長く設定することも可能なので、柔軟に返済計画を練ることができます。

極めて優遇された融資です。

ただし、融資は借金です。

年齢的に返済の自信がない、あるいはコロナ終息後のイメージができないなどの理由で、融資の利用に躊躇されている方々の気持ちも理解できます。

現在は、国民生活金融公庫が特別融資を担いますが、今後は銀行などでも同様の条件で借入可能になります。

なお、国民生活金融公庫の窓口は現在、相談者が殺到していることが予想できるので、

商工会議所の会員の方は、直接窓口を訪れずに、お近くの商工会議所を訪れると契約完了までスムーズです。

まずは不安の解消が先決です。

コロナは天災のようなものです。ジタバタしたってどうしようもない。

今のところ、政府の方針は「税金で店舗の売上を補償しない」と言っています。

あーだこーだ言ったところで、カンタンに覆る問題ではありません。

サクッと借りて、さっさと不安をかき消して次を見据えましょう。

 

ロックダウンがはじまると「美容室はどうなる?」「美容師はどうする?」

 

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