コンサル

2016.10.30

もうご存知だと思いますがSNSはブログの拡散ツールではありません。

もうご存知だと思いますがSNSはブログの拡散ツールではありません。】

 

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情報発信の中心はブログだった。SNSはそのブログを多くの人に閲覧してもらうための拡散ツール。確かに以前はそんな認識でした。

でも今はそれとは大きく違う。ブログは更に重要性を増し、SNSの立ち位置もまた変わりつつある。あくまでも私見ですが、これからのブログ、SNSの運営について妄想してみようと思う。

【ブログは日記だった】

 

スクリーンショット 2016-07-01 12.06.475年前はアメブロでした。

5年前、ブログが主流だと教わりました。ブログは1日3回書く。専門家として役立つことを書くことを目指すという前提はありましたが、3回とも役立つことを書くなんて到底無理がありまして、結局、日記みたいな記事ばかりを書いていた記憶があります。

でもそれで良かったんです。ともかく量を発信する。日記みたいな記事でもOK。専門家としての発信を軸に読者を獲得して、その読者とのコミュニケーションを図る。ブログ一つであらゆるSNSアプリの役割まで一手に担っていた。そんな感じのスタートだったのかなぁと思う。

【コミュニケーションの場はSNSへ】

その一年後くらいでしょうか。Facebookを始める仲間が激増したことで、コミュニケーションの場はブログからFacebookへと移行することになる。ブログの更新頻度は1日3回から1回へ減らし、ブログは基本毎日更新、そのブログをFacebookやTwitter上にリンクさせる

SNSはブログを拡散するためのツールである。当時はそう思ってました。そう思うがあまり、Facebookこそ丁寧な投稿を心掛けつつも、Twitterやググタスへは自動更新するだけ。ただの拡散ツール程度にしか考えてなかったのだから仕方がない。

FacebookやTwitter上でのコミュニケーションを楽しむうちに、SNSの醍醐味を知ってしまったボクらユーザーの関心は、もはやブログではない。テキスト(文章)投稿だけでなく、写真や動画まで楽しめるような環境を手に入れたボクらが知りたい情報の殆どはSNS上でまかなえてしまうからだ。

そして、ライブ配信やモーメントなどの追加機能により、リアルタイムへの関心が高まり、過去の出来事は一瞬にして流れてしまう。届けたい情報をまとめて読むことができるモーメントの登場で更に効率よく情報を得ることができるようになった。

【ブログは質の時代へ】

topimg1.png現行のワードプレス(もう少しでリニューアルします。)

SNSの充実によって、余程の情報、余程の発信者でない限りブログは読まれなくなった。ここでいう余程とは、余程質の高い記事なのか、あるいは、余程の著名人、余程親しい人が発信者なのか。残念ながらそれ以外の殆どのブログはスルーされる。コレ、おそらくSNSユーザーならば思い当たる節があるのではないだろうか。

ブログは読まれなくなる、だからといってブログは終わったのかというと、そうではない。益々重要性を増した。ボクはそう思っている。

理想を言うと・・・

1)専門性の高い記事であること。2)ウィキペディアなどで調べたようなことをそのまま書くのではなく、書き手の主観や見解、独創性が高いこと。3)個性的であること。書き手の個性が表れていたり、独特な言い回しだったり文体だったり。4)コンスタントであること。たまに発信すればいいのではなく、できる限り毎日、それが難しければ定期的に発信すること。

理想が高過ぎるよって話です。はじめは日記程度の記事でもいい。ともかく継続するクセをつける。何かの専門家であれば、専門性の高い記事はお手の物だと思うんです。であればとにかく読者に喜ばれそうな役立つ記事を書けばいいし、いずれにせよ上に列記した理想の記事へは、段階を踏まなければ到達することはない。

【SNS先行の傾向】

質の高い記事を書くことはとても意義深い。なぜならば、それらはウェブ上に蓄積され、時系列に関係なく閲覧し続けられるからだ。yahoo!やgoogleなどの検索エンジンからのブログの流入は今の所まだ有意義である。しかしながらこの先のことは分かりかねる。

その理由は、SNS上での人気がブログ閲覧数に直結しているから。FacebookやTwitterからの流入はとどまることを知らない。SNS上での人気がウェブ上での蓄積の、その優先順位に影響をもたらすのはそう遠い先の話ではないと思う

最近ではyahoo!やgoogleなどの検索エンジンよりもTwitterやInstagramから検索する傾向があると聞きます。いずれにせよ、ここ数年間でブログ、SNS共に立ち位置や重要性が様変わりしてきた。扱い方も機能もアップデートは常に繰り返されている。にもかかわらず、未だ五年前の手法を頑なに継続している人もいれば、余りの進化のスピードに慌てふためいてる人もいる。それもそのはずかも知れない。今この瞬間こそがアップデートの渦中なのだから。そんな気がしてならない。

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