売りたい時だけ現れる、そしてまた去って行く。
SNSとブログを活用する上で、絶対にやってはいけないことがあります。
それは“売り込み”です。
「そんなこと言って、お前だって売り込んでんじゃねーかよ!」という声も聞こえてきそうですが、ボクが指摘したいのは売り込みという行為ではなく、売り込み方の問題です。
売り込みをかけた時に、それを売り込みだと煙たがれてしまうのか、それとも「待ってました!」と歓迎されるのか。
その差は“関係性”というコトバに集約される。
親しい間柄の人から「この商品とっても良いよ。貴方にオススメだよ」と教えてくれることと、何の音沙汰もなかった人から突然「あなたにピッタリのセミナーがあるんだけど参加してみない?」と誘われるのでは、明らかに心象は異なりますよね。
下手に伏線を張られたり、妙に煽ってきたり、まるでテレビショッピングさながらのテクニックで近づいてくる。それが錆びついたマーケティング手法だと気づいていない、下心が滲み出るだけなのに。
そういう人は決まって、SNSやブログを”販促ツール”だと勘違いしている。いくら楽しそうに振舞っていても、投稿の端々から伝わってくるのは”マンネリ”です。自分の言いたいことだけを吐き出すだけで、コミュニケーションには興味がない。常に「おかげさまで」とか「大好評です」とか、「自分で言うなよ!」と思わずツッコミを入れたくなってしまう。たぶん利害関係のない他人には全く関心を示さないんでしょうね。
一方で、売り込みを歓迎される人は、人を喜ばせ続けてきた人です。絶え間なくブログを書き続け、毎日SNSを楽しんでいる。自分の発信に終始せず、他人に対して好奇心を持って接している。その人はたくさんの人たちから愛され、応援されています。
そこに有り、そこに無いものは、情報の質と量、コミュニケーションから生まれた笑顔の数に他なりません。
もういい加減、気づいて欲しい。SNSは異業種交流会とは違います。(てか、行ったことないけど 笑)名刺ばら撒いて、もらった名刺に書いてある名前を片っ端からメルマガに登録する。身に覚えのない会社からの売り込みが定期的にメールフォルダーに溜まっていく。解除したいのなら当社にご一報くださいと書かれていても、メンドくさくてそんな気にもならない。
古びたマーケティング手法によって生み出されることは“嫌悪感”です。
100枚チラシを配ったら1人来店してくれた。だったら1000枚配って10人に来てもらおう。かつてはコレが正しいとされていた。でも裏を返せば、そのチラシは9990人の人にとってみればゴミ同然なわけです。
人をマス(塊)で認識する時代は終わった。一個人との関係性を大切にする時代なのだと思う。スマホが行き渡り、SNSが日常化して、信頼の優先順位が変わった。
そしてまた、売りたい時だけ現れた人は、”嫌気”を残して去って行きました。
〈了〉
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