サッカー馬鹿

2018.6.20

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世界に知らしめた日本サッカーの”成熟”老練な試合運びでコロンビアを一蹴<ロシアW杯6日目 コロンビア1-2日本>

世界に知らしめた日本サッカーの”成熟”老練な試合運びでコロンビアを一蹴<ロシアW杯6日目 コロンビア1-2日本>

うぉーーーーーーーーーーっって叫んだ夜は、やはり眠れませんね。我らが日本代表がついにやってくれました。グループリーグ最強の呼び声の高いコロンビアに劇的勝利!しかもアジア勢初の南米勢撃破という歴史的快挙というおまけ付き。四年前のブラジルでの惨敗のリベンジを達成!頼もしい、本当に頼もしかった。解説の岡田武史さんも言っていましたが、ベテラン揃いの日本は世界の舞台で老練した戦いを見せてくれた。

前半3分、ロングパスを競り合う大迫 勇也が巧みに身体を反転させシュートを放つがGKがブロック、このこぼれ球に反応した香川 真司がシュート。ブロックに体を投げ出した相手選手の手にボールが当たりPKを獲得。ボールを置いた香川がGKを動きを冷静に見定めてゴール!!日本が試合早々の先制に成功する。

一発レッドカードを受けて一人少ない戦いを余儀なくされたコロンビア、ラッキーな形で数的優位に立った日本。このシュチュエーションは4年前のギリシャ戦と同じ状況でした。ボクがブラジルで目撃した試合です。結局この試合は数的優位を生かせずに攻めあぐね、0-0の引き分けに終わりそのまま大会を去ることになった。しかし、この日の日本代表は冷静だった。数的優位に立った日本は後方でボールをつなぎ相手の出方を伺う。

攻め手を模索していたコロンビアだが、31分、ペケルマン監督は最初のカードを切る。右サイドの脅威になっていたスピードのあるクアドラードを交代、バリオスを投入して中盤に厚みを持たせようとする狙いだ。さすがは名将ペケルマン、数的不利を感じさせない試合運びでコロンビアが次第にペースを握り始める。

それでも日本は冷静に相手の出方を見極め対処したいところだったが、39分、一瞬の隙を突かれ、ペナルティーエリアやや右外で長谷部 誠がファールを犯してしまう。(ミスジャッジだと思うのだが)キンテロが放った直接FKは一斉にジャンプした壁の足元をすり抜け、日本にとって絶対に与えてはいけない同点ゴールを奪われてしまう。

今大会はセットプレーの得点シーンが非常に多い、その理由はスカウティングに他ならない。日本は徹底的に研究されていたのだ。逆に日本は事前にハメス・ロドリゲスがスタメンから外れるという情報を受け、柴崎 岳と昌子 源のスタメン起用を決断したのではないかと想像できる。今大会はこれまで以上に情報戦が試合運びに影響をもたらす。そんな実感がある。

試合は1-1で前半を折り返し後半戦を迎える。依然数的優位な状況は変わらないが日本に焦燥感は感じない。逆に日本のパス回しにプレッシャーをかけてこないコロンビアの体力の消耗は火を見るよりも明らかだった。はじめに攻撃のスイッチを入れたのはペケルマン監督の方だった。59分に負傷明けのハメス・ロドリゲスを起用を決断。少ないチャンスを確実にものにしたい、コロンビアの狙いは明白だった。

一方の日本は70分に本田 圭佑を投入。しかしピッチに立った2人のカリスマの躍動感は対照的だった。香川に代わりトップ下に入った本田は与えられたミッションを忠実にこなしつつ、果敢にシュートを放ちゴールに迫る。得点が生まれたのは投入から3分後、左CKを蹴った本田のピンクロスに大迫が競り勝ちヘディングシュート。日本に待望の勝ち越し点をもたらした。

試合後、復帰後ままもないハメス・ロドリゲスの起用に対して、動きが重いなど起用について賛否両論巻き起こっていますが問題はそこではない。突然のアクシデントにより序盤から数的優位に立った、それにもかかわらず同点弾を許してしまった。それでも冷静にゲームをコントロールして狙いどおりにセットプレーで得点を奪い、相手エースの投入にも怯まず試合を終わらせた。

思い返せばハメス・ロドリゲスの途中起用は、四年前、ブラジル大会の初戦コートジボワール戦のディディエ・ドログバの登場シーンと似ている。先制しながらも試合運びをコントロールできず、カリスマの投入で一気に流れを持っていかれ逆転負けを喫したあのシーンが頭によぎったサポーターも少なくなかったに違いない。

二度に及ぶ突然の監督交代劇に見舞われたこの四年間、若手の選出が少ないと嘆かれていた日本サッカーだが、この勝利で証明できたことがある。それは”サッカーの成熟度”ではないだろうか。トレンドを追わず、理想に溺れず、自らのスタイルを生かす術を知っている。次戦セネガル戦での躍動が待ち遠しい。

ロシアW杯大会6日目

コロンビア1-2日本
ポーランド1-2セネガル
ロシア3-1エジプト

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