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結論=美容室でも週休3日制は可能です。
先日に下記のツイートをしました。
美容室でも週休3日は可能❗️
・完全予約制
・次回予約
・単価アップなど、生産性を高めることが条件
月間売上100万円の美容師なら、週休3日でも全てのお客さまをこなせるはず
週休3日だけじゃない。日本マイクロソフトが示す新時代の働き方 https://t.co/eJr8yE7icU
— サッカー馬鹿 美容師 勝村大輔 (@gunners5050) November 29, 2019
美容室でも週休3日は可能❗️
・完全予約制
・次回予約
・単価アップなど、生産性を高めることが条件
月間売上100万円の美容師なら、週休3日でも全てのお客さまをこなせるはず
ネタ元は下記の記事です。
『週休3日だけじゃない。日本マイクロソフトが示す新時代の働き方』
先日、週休3日制の試みを発表したばかりの日本マイクロソフトが、さらに社員の健康管理を徹底的にサポートするという驚きの内容。
なんたる厚遇やら。
この手の記事を読むと、多くの美容師は自分が置かれている境遇と比較して、落ちる。
その以前に、記事タイトルを見た瞬間に読む気が失せるww
でもちょっと考え直してみると・・・
「コレいけんじゃね?」となったわけです。
本記事では美容師の週休3日制を実現させる施策をお伝えします。
お届けする内容は、下記のラインナップです。
- 週休3日制は可能です
- 週休3日制実施までの道のり
- 美容師の働き方が劇的に変わる
こんにちは 勝村大輔(gunners5050)です。
ボクは美容師歴25年、人口20万人の市内で20坪の小さな美容室を営んでいます。お店は間もなく開業から15年目を迎えます。
事実、週休3日制は可能です。
ボクの1ヶ月間の稼働状況を下記にまとめました。
- 平均売上は150万円
- 勤務日数は25日
- 平均入客数は230人
- 平均単価は6500円
- 1日あたりの平均労働時間は9時間
- 1日あたりの平均入客数は9.2人
ざっくりとこんな感じ。
これを週休3日で換算すると、
- 平均売上は150万円
- 勤務日数は18日
- 平均入客数は230人
- 平均単価は6500円
- 1日あたりの平均労働時間は9時間
- 1日あたりの平均入客数は12.7人
十分に可能だということが分かる。
ちなみにボクは、週末などの忙しい日には、20人のお客さまを担当することが多いので、稼働日数が25日の場合、かなりの時間を持て余していることになる。
どおりで暇なわけだ。
美容師ひとりあたりの全国平均月売上は49万ですので、ボクよりも“3倍近く暇”ということになります。
断言します!
美容師の週休3日制は可能です。
週休3日制実施までの道のり
美容室が週休3日制を実施するには、3つのステップを踏まなくてはなりません。
- 完全予約制
- 次回予約
- 単価アップ
1. 完全予約制
一つ目の条件は、完全予約制です。
お客さまの都合に合わせて、あらかじめ施術日を指定していただく方法です。
残念ながら、ボクのお店は予約優先制なので、まずはここから始めなければいけません。
2. 次回予約制
昨今では、次回予約を推進しているお店は多いです。
お店の都合に合わせて、あらかじめお客さまに施術日を指定していただく方法です。
本来、この方法は、来店周期を調節して、年間売上を底上げする狙いがありますが、
次回予約を実施しているお店は、週休3日制の実現に向けて、かなり近い位置に付けてるといえます。
3. 単価アップ
最後は単価アップです。
ビジネスである以上、現状維持は衰退の始まりです。
週休3日制 = 生産性の向上
そうでなければ、本末転倒です。
新たなメニューを展開するなど、単価アップの施策を考えるか。あるいは値上げに踏み切るか。
いずれかの選択に迫られます。
美容師の働き方が劇的に変わる
週休3日制の採用は、美容師の働き方を大きく変えます。
なぜなら、週休3日制は美容師のフリーランス化が前提だからです。
ここでいうフリーランス化とは、すべての美容師に『稼ぐチカラ』があるという意味です。
数字に置き換えると、最低でも指名売上60万円以上(月額)あることが前提です。
残念ながら、生産性が低い美容師に週休3日制は訪れないでしょう。
3-1 変えなくてはいけないのは意識です。
プロ意識です。
プロとは資格を持つことではありません。
プロとはその道でお金を稼ぐ人を指します。
売上が低い理由を、他者や環境のせいにしていませんか?
・新規客が少ない
・入客の機会が少ない
であれば所属店舗を変えればいいし、
・給料が安い
・休みが少ない
・拘束時間が長い
ならば転職すればいい。
まもなく会社に保証をねだる時代は終わります。
早急に稼ぐチカラが身につく最短の道を歩むことをオススメします。
副業をする
その選択肢の一つが副業です。
週休3日制になれば、確実に副業する美容師が増えるはずです。
その働き方は、業務委託かフリーランスかのいずれでしょう。あるいは他業種かもしれません。
お給料のバランスも、本業と副業で50/50というケースも発生しそうです。
週休3日制導入における店舗経営の影響は?
週休3日制における店舗の影響も少なくありません。
なかでも不安視されるのは、この2点でしょう。
- スタッフの離脱
- スタッフの給与保証
スタッフの囲い込みはますます困難を極めるでしょう。
生産性の低いスタッフへの給与保証も放棄せざるを得ないかもしれません。
今後あるべき姿は、確実に既定路線の延長には存在しません。
まとめ
週休3日制は美容業界にポジティブな影響を与えるでしょう。
その理由は、美容師のフリーランス化への後押しになるからです。
美容師は本当に素晴らしい仕事です。
厚遇を保証されるべき職務だと思います。
もし、それが叶わぬなら、せめて自分の力で掴めるチャンスが欲しい。
その機会が、今、訪れようとしています。
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