コンサル

2019.12.22

【今すぐ取り組める!】美容師の労働時間を減らす3つの方法

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

 

美容師は長時間労働なのは過去の話。

そうなりつつあります。

 

この記事を書いているボクは、美容師歴25年、人口20万人の市内で20坪の小さな美容室を営んでいます。お店はまもなく開業から15年目を迎えます。月間平均個人売上は150万円ほど、ごく一般的なオーナー美容師です。

 

先日に下記のツイートをしました。

 

美容師の労働時間を減らす3つの方法

☑️ 営業時間を短縮する
☑️ 朝礼終礼を廃止する
☑️ 完全予約制or次回予約を採用する

ボクは4年前に12.5時間/月間、
営業時間を短縮した。

朝礼終礼はとっくに辞めた。

慣習の改善と工夫次第で、
まだまだ短縮は可能だと思う。

 

上記を深掘りします。

 

ラインナップは下記のとおりです。

美容師の労働時間を減らす3つの方法

  1.  営業時間を短縮する
  2. 朝礼終礼を廃止する
  3. 完全予約制or次回予約を採用する

 

一つずつ解説します。

 

1. 営業時間を短縮する

労働時間を減らすために、もっとも効果的な対策は、営業時間の短縮です。

ポイントは、どのように短縮するのかです。

ボクのお店では、今から4年前に、営業時間を改善しました。

〈改善前〉

始業10:00 終業 19:30

〈改善後〉

始業 9:30 終業 18:30

 

始業時刻を30分早め、終業時刻を1時間早めました。

 

たった30分間の短縮ですが、

稼働25日の場合だと、12.5時間/月間 の短縮が実現します。

 

この短縮方法には、もう一つ狙いがありました。

 

それは「お店の個性を強調すること」です。

 

始業時刻をたったの30分間早めただけで、

「朝早く開けてくれて便利」だとお客さまからの評判も上々です。

 

『朝が早い美容室』

と印象付けることができました。

 

逆もしかりです。

 

始業時刻を1時間遅らせ、終業時刻を30分延長する。

 

おそらく、たったこれだけの変更で、お客さまから「遅くまでお店を開けてくれて助かる」と喜ばれるはずです。

 

「なぜこの程度の変更に留めたのか?」

 

その理由は、既存客の影響を最小限に抑えたかったからです。

 

最終的に、「9時〜17時30分」、あるいは「8時30分〜17時」もありだと思っています。

 

営業時間を変更することで、

お客さまの属性を絞る→お店の個性を強調する

 

そして、労働時間の短縮にもつながります。

2. 朝礼、終礼を廃止する

あくまで個人的な意見ですが、

美容室に限らず、毎日の朝礼と終礼は無駄です。

ボクのお店では、かなり前に廃止しました。

なぜなら、話すことも聞くこともないからです。

それに、指示や報告などの連絡、相談は個別に随時行えば、問題が発生するどころか、効率が高まります。

なので、無駄な会議もしません。
会議の開催は月一程度で十分です。

報告事項もLINEやメッセンジャーで行えばOK

この考え方は、お店の規模や従業員の数に関係ありません。

大切なのは、これまでの慣習が本当に有効なのかどうか、俯瞰することです。

思考停止は、無駄に時間を浪費します。

依存から脱却し、自立を促す。

結果的に時短につながるのではないかと思います。

3. 完全予約制or次回予約を採用する

美容室の労働時間において、最大の課題は「待機時間の解消」です。

一般的な美容師の待機時間の過多はかなり深刻です。

 

  • 美容師の平均売上は49万円
  • 客単価は全国平均6000円

 

稼働日数25日で換算すると、1日の客数はたったの3人となる。

 

上記はあくまで平均なので、当然、それ以上の美容師もいれば、それ以下の美容師もいます。

 

待機時間の解消策は以下の2つが考えられます。

  • 完全予約制
  • 次回予約の推進

 

労働を集約することで、待機時間を大幅に減らすことができます。

 

完全予約→前日予約→次回予約

 

段階を踏んで浸透させていく他ありません。

 

お客さまとの関係性を深めることが、結果的に労働時間の短縮につながります。

週休3日制も夢ではありません。

【朗報】美容室でも週休3日制は可能です。ただし条件があります。

まとめ

政府が推進する『働き方改革』は、他人事ではありません。

むしろ業務改善の好機です。

繰り返しになりますが、慣習を俯瞰してみる。

これまで通りは本当に最適化なのか、一度疑ってみる。

依存から脱却が、改善のポイントではないでしょうか。

美容師は長時間労働が当たり前なのは、過去の話。

 

※下記の関連記事をあわせてお読みいただくと、効果的です。

本当に美容師の労働時間は長いのか?を検証【労働時間の縮小と生産性アップを模索】

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