こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。
美容師は長時間労働なのは過去の話。
そうなりつつあります。
この記事を書いているボクは、美容師歴25年、人口20万人の市内で20坪の小さな美容室を営んでいます。お店はまもなく開業から15年目を迎えます。月間平均個人売上は150万円ほど、ごく一般的なオーナー美容師です。
先日に下記のツイートをしました。
美容師の労働時間を減らす3つの方法
☑️ 営業時間を短縮する
☑️ 朝礼終礼を廃止する
☑️ 完全予約制or次回予約を採用するボクは4年前に12.5時間/月間、
営業時間を短縮した。朝礼終礼はとっくに辞めた。
慣習の改善と工夫次第で、
まだまだ短縮は可能だと思う。#美容師 #美容室経営— サッカー馬鹿 美容師 勝村大輔 (@gunners5050) December 21, 2019
美容師の労働時間を減らす3つの方法
☑️ 営業時間を短縮する
☑️ 朝礼終礼を廃止する
☑️ 完全予約制or次回予約を採用するボクは4年前に12.5時間/月間、
営業時間を短縮した。朝礼終礼はとっくに辞めた。
慣習の改善と工夫次第で、
まだまだ短縮は可能だと思う。
上記を深掘りします。
ラインナップは下記のとおりです。
美容師の労働時間を減らす3つの方法
- 営業時間を短縮する
- 朝礼終礼を廃止する
- 完全予約制or次回予約を採用する
一つずつ解説します。
1. 営業時間を短縮する
労働時間を減らすために、もっとも効果的な対策は、営業時間の短縮です。
ポイントは、どのように短縮するのかです。
ボクのお店では、今から4年前に、営業時間を改善しました。
〈改善前〉
始業10:00 終業 19:30
〈改善後〉
始業 9:30 終業 18:30
始業時刻を30分早め、終業時刻を1時間早めました。
たった30分間の短縮ですが、
稼働25日の場合だと、12.5時間/月間 の短縮が実現します。
この短縮方法には、もう一つ狙いがありました。
それは「お店の個性を強調すること」です。
始業時刻をたったの30分間早めただけで、
「朝早く開けてくれて便利」だとお客さまからの評判も上々です。
『朝が早い美容室』
と印象付けることができました。
逆もしかりです。
始業時刻を1時間遅らせ、終業時刻を30分延長する。
おそらく、たったこれだけの変更で、お客さまから「遅くまでお店を開けてくれて助かる」と喜ばれるはずです。
「なぜこの程度の変更に留めたのか?」
その理由は、既存客の影響を最小限に抑えたかったからです。
最終的に、「9時〜17時30分」、あるいは「8時30分〜17時」もありだと思っています。
営業時間を変更することで、
お客さまの属性を絞る→お店の個性を強調する
そして、労働時間の短縮にもつながります。
2. 朝礼、終礼を廃止する
あくまで個人的な意見ですが、
美容室に限らず、毎日の朝礼と終礼は無駄です。
ボクのお店では、かなり前に廃止しました。
なぜなら、話すことも聞くこともないからです。
それに、指示や報告などの連絡、相談は個別に随時行えば、問題が発生するどころか、効率が高まります。
なので、無駄な会議もしません。
会議の開催は月一程度で十分です。
報告事項もLINEやメッセンジャーで行えばOK
この考え方は、お店の規模や従業員の数に関係ありません。
大切なのは、これまでの慣習が本当に有効なのかどうか、俯瞰することです。
思考停止は、無駄に時間を浪費します。
依存から脱却し、自立を促す。
結果的に時短につながるのではないかと思います。
3. 完全予約制or次回予約を採用する
美容室の労働時間において、最大の課題は「待機時間の解消」です。
一般的な美容師の待機時間の過多はかなり深刻です。
- 美容師の平均売上は49万円
- 客単価は全国平均6000円
稼働日数25日で換算すると、1日の客数はたったの3人となる。
上記はあくまで平均なので、当然、それ以上の美容師もいれば、それ以下の美容師もいます。
待機時間の解消策は以下の2つが考えられます。
- 完全予約制
- 次回予約の推進
労働を集約することで、待機時間を大幅に減らすことができます。
完全予約→前日予約→次回予約
段階を踏んで浸透させていく他ありません。
お客さまとの関係性を深めることが、結果的に労働時間の短縮につながります。
週休3日制も夢ではありません。
まとめ
政府が推進する『働き方改革』は、他人事ではありません。
むしろ業務改善の好機です。
繰り返しになりますが、慣習を俯瞰してみる。
これまで通りは本当に最適化なのか、一度疑ってみる。
依存から脱却が、改善のポイントではないでしょうか。
美容師は長時間労働が当たり前なのは、過去の話。
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