『水戸ホーリーホック×ガールズ&パンツァー』コラボ仕掛け人が語るスポンサーの役割。そこにまっすぐな愛はあるか?
「世界中を見渡しても、これほど面白いリーグはありませんよ!」バンダイビジュアル株式会社の廣岡祐次氏はJ2の魅力についてこう前置きする。
「毎年のように順位は変わるし、昇格も降格もある。年間予算規模6億円の水戸ホーリーホックのようなクラブと20億円クラスのクラブが共存していて、各クラブ様々な背景がある。」
J1から降格したビッククラブや古豪と呼ばれる名門クラブ、Jリーグ参入を果たした地域クラブまで、リーグを彩る顔ぶれは多岐にわたり、めまぐるしく順位が入れ替わる。「そういうところにロマンを感じてしまうんですよ。」廣岡氏はこうつづける。
小規模予算のクラブがビッククラブを覆す痛快劇が巻き起これば、戦績不振に喘ぐ中堅クラブが様々なイベントを仕掛け、驚くような観客動員を達成してしまう。
この魅力溢れる”J2劇場”の盟主として、今季18年目、在籍最年長記録を更新し続ける水戸ホーリーホックが手掛けるスタジアムイベントがネット上を賑わしている。
人気アニメ『ガールズ&パンツァー』と水戸ホーリーホックのコラボレーション企画である。
『ガールズ&パンツァー(略称:ガルパン)』とは、2012年10月から12月までと、2013年3月に放送された人気アニメ。戦車を使った武道「戦車道」が華道や茶道などと並んで大和撫子のたしなみとされている世界で、主人公の西住 みほが通う「大洗女子学園」が、全国大会優勝を目指すストーリー。茨城県大洗町が作品の舞台となっており、放送開始から5年を経過する今でも、町を訪れるファンが後を絶たない。
「ガールズ&パンツァー 最終章」第1話 12月9日(土)劇場上映 (全6話)
この企画の趣旨については、当WEBサイトよりお届けした水戸ホーリーホック沼田邦郎社長のインタビュー『勝敗を超えたエンターテイメントを創造する。人気アニメ「ガールズ&パンツァー」とのコラボ企画に想う』を閲覧していただきたいところだが、
今回の記事は、前インタビュー内で沼田社長が名指ししたコラボレーションのキーマン、バンダイビジュアル株式会社の廣岡氏に焦点を当ててお届けする。
普段からアニメのアニメーションの広報・宣伝を生業(なりわい)としている廣岡氏は、プロモーションのスペシャリトであり、熱心な水戸ホーリーホックのサポーターと知られている人物でもある。
今年で5年目を迎え、未だ衰えを知らない。コラボマッチの”集客力”をスポンサー視点で切り取る。
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