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2019.11.16

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なぜ美容師の年収は低いのか?年収アップの方法と新たな働き方を提案

残念ながら、美容師は低賃金です。

一般の会社員と比較すると、目を疑うほど低い。

  • 美容師の平均年収は284万円
  • サラリーマンの平均年収は441万円
    (男性/521万円 女性/280万円)

(2019年11月更新)

この差に愕然とする美容師も多いと思う。
一般の方なら「そんなに!」と驚くはずです。

なぜなら美容師の1日あたりの勤務時間はおよそ10時間ほど、営業後は技術のトレーニングに充てられます。かなりの長時間労働だからです。

それに美容師免許は、国家資格ですから!

さて、先日に下記のツイートをしました。

美容師の平均年収は284万円、月額23万円。労働時間は1日10時間くらい。やってられん!というスタッフ。月間売上30万円の美容師に23万円のお給料を支払うオーナー。材料、テナント、光熱費、広告宣伝費を負担。やってられん!というオーナー。全ての人ではないけど、かなり疲弊した美容業界の現状。

やれやれ、な状況です。

こうした状況は確実に美容師を追い詰めます。

  • 美容師の離職率
    (1年目/約50% 3年目/80% 10年目/92%)
  • 美容室の生存率
    (1年以内/40% 3年以内/10% 10年以内/0.5%)

この記事を書いているボクは、現場で働く美容師であり、美容室の経営者でもあります。美容師歴は25年、サロンは間もなく開業から15年目を迎えます。

これまでボクのお店では、17名の美容師を雇用し、15名の退職者を出しました。(はっきり言ってリーダーシップは皆無)美容師が入れ替われば当然、売上も増減します。(まぁ一般的な個人店です)こうした経緯がありながらも、年収は着実に増えている。

なので結論から言います。

美容師の年収アップは可能です。

ただし、やる気しだいと付け加えさせて下さい。

この記事では、なぜ美容師は稼げないのかを紐解き、稼げるための方法を解説します。

さらに時代に合わせた新たな働き方へのシフトを提案します。

なぜ美容師の年収は低いのか

そもそもなぜ美容師が稼げないのか。
その理由は生産性が低いからです。

ご存知のとおり美容師の仕事はほぼ全ての施術を手作業で行います。したがって、生産性が低ければ高い報酬を得ることはできません。

生産性を高める方法は2つしかありません。

  • 客数を伸ばす
  • 単価を上げる

ひとつずつ説明しますね。

客数を伸ばす

ここでいう客数とは、集客とは関係ありません。

論点は技術スピードです。

ボクが知る限り、高収入の美容師は仕事が速い。カットに要する時間は平均20分程度、パーマとカラーリング(いずれもカットを含む)においては最低でも90分ほどで仕上げます。

「私はこだわってますから」と反論の声も聞こえてきそうですが、施術時間と品質は決して比例しません。むしろ滞在時間とお客さまの満足度は反比例するといってもいい。

厳しいようですが、施術時間の遅延は技術力不足の証と言わざるを得ません。

問題は1日に何人のお客さまを担当できるのかという器量です。

器を拡げることを意識するだけであなたの年収は着実に増えるはずです。

単価を上げる

美容室におけるお客さま1人あたりの客単価は全国平均約6.000円です。

この平均単価はひとつの指標になります。

もしあなたが全国平均を下回っていたとしたら、とるべき行動は2つあります。

  1. 値上げする
  2. 提案力を高める

1. 値上げする

残念ながら、価格については店側の判断に委ねる他ありません。

もしあなたが勤めている美容室の単価が全国平均を下回っている場合は、速やかに他店への転職をオススメします。

もしあなたに価格を操作する権限があるのなら、値上げや新メニューの開発、あるいは指名料金を設定するなどして、早急に単価アップに踏み切る必要があります。

値上げに必要なのは、勇気とお客さまとの信頼関係です。日ごろの仕事ぶりが試されます。

 2. 提案力を高める

いち美容師が自分の能力で単価アップを図る場合、提案力が不可欠です。

提案力はデザイン力に置き換えられます。お客さまの期待値を超えるデザインの提供に努めることは単価アップに直結します。

お客さまを喜ばせるチカラを思う存分に発揮しましょう。

【美容師の売上アップについては、コチラで書いています。】

美容師の売上アップの秘訣は『営業力』残念ながら『技術力』ではない。

サラリーマン意識は捨てよう

さて、下記の表は2017年に米国ギャラップ社が全世界1300万人のビジネスパーソンに『仕事への熱意』を測定した調査結果です。

この調査により明らかになったのは、日本人会社員の熱意の低さでした。

調査した139カ国中、132位。
熱意溢れる会社員はたったの「6%」

もう笑うしかありません。

この調査結果を見て、あなたはどう感じましたか?

「やる気なくても、会社が保証してくれるんでしょ?羨ましい!」

もしこう感じたのなら、思い残すことはありません。今すぐ転職サイトへの登録をお願いします。

「熱意が湧かないのに、我慢するなんて、まるで奴隷だよね」

もしこう思うのであれば、あなたは美容師という職業が好きで、やる気に満ち溢れている証拠でもあります。したがって独立を目指すべきです。

あなたには十分にそのポテンシャルが備わっています。

美容師は独立を目指すべき

美容師としと年収は高めるには、独立がひとつの正解です。

ただし上記でお伝えしたとおり、やる気、実力ともに備わっていなければ、開業に至っても、継続はかなり難しい。決して安定的な働き方とは言えません。

厳しいことをいうけど、美容師で独立を目指すなら月間150万円を売り上げないと話にならない。最低でも月間100万円売り上げなきゃ、はっきり言って美容師として努力不足だと思う。会社のせい、他の誰かのせいにしている場合ではない。だって独立したらもう誰も助けてくれないんだから。

不満を撒き散らしても、あなたの年収は増えません。
稼ぐチカラを磨いて、自分の足で歩くことを決意するのです。

美容師を生涯の仕事にする。
その覚悟がなければ年収は増えません。

【独立についての関連記事は下記です】

所持金30万円の美容師が、わずか一週間で1000万円を調達し、30日後に独立開業した話

新たな働き方の提案

とはいえ、独立までの道のりは決して平坦ではありません。

開業資金や運転資金など、多額のお金を用意しなければいけないし、あなたについて行きたいと思ってもらえる、多くのお客さまからの信頼がなければ、難しいのが現実です。

それに、いざ独立を果たしたとしても、死ぬまで現場に立ちつづけること、加齢に伴い稼働力を維持することは相当厳しいと予想できます。

なのでこの先は、独立にこだわらずに、純粋に美容師の仕事を楽しみながら生活をしていきたい。

そう願う方に、新たな働き方を3つ提案します。

  • 美容師のほかに副業にする
  • 美容師を副業にする
  • 新たなスキルを身につけて、複業にチャレンジする

副業をする

美容師の仕事から得られる収入は、労働の対価です。

得られる報酬は自分の能力次第という反面、いつまでも健康的かつ精力的な姿勢を保たなければ安定するどころか、活動すらままなりません。

サロンでの労働の他に、副収入を得ることでその不安を軽減することができます。

  • 講師など教える仕事をする
  • 商品の開発、販売を行う

講師など教える仕事をする

これまで培ってきた技術や知識を教えるなど、講師としての活動を目指します。

講師業が素晴らしい点は、

  • 業界の発展に貢献できる
  • 活動地域を広げることができる
  • 定休日に活動できる

オンラインサロンやYouTubeなど、オンラインでも活動できます。

商品の開発、販売を行う

美容師として働くと同時に、その傍らオンラインで商品を販売する。

労働に労働を掛け合わせた副業ではなく、不労所得を目指すのです。

プロとしての知識を生かすのも良し、趣味など、仕事以外の好きなことの仕事化も有りです。

ブログやYouTubeで情報発信し、SNSでコミュニティを築き、BASEなど無料のオンラインショップを活用します。

【美容師の副業についての参考記事です】

副業サラリーマンに学べ!美容師がやるべき副業とダブルワーク

美容師を副業にする

本業を他に構えて、副業として美容師をする。

ある意味、これほど美容師を楽しめる働き方はありません。

  • 派遣会社に登録する
  • フリーランスとして活動する

現在は、副業としても十分に活躍することができます。

お客さまをキレイにしてあげたい、心から美容のお仕事を楽しみたい。

収入に囚われない働き方は、理想的であり、とても魅力的にも映ります。

案外、副業にした方が稼げるでは?

【フリーランス美容師の働き方は下記を参考にしてください】

フリーランス美容師の働き方と年収が「羨ましすぎる!」

新たなスキルを身につけて、複業にチャレンジする

正直なところ、美容師として年収を増やすには限界があります。

なぜなら、前述したとおり、美容師の業務は基本的に手作業でおこわれ、報酬の大部分は労働による対価だからです。

どんなに頑張っても、年収500万円ほどが限界でしょう。(もちろん、それ以上に稼いでいる人もいます。)

どうせなら年収1000万円を目指したい!

そう願うあなたには、”複業”を強くお勧めしたい。

  1. 好きなことを仕事化する
  2. 得意なことを活かす
  3. 新たなスキルを身につける

そんな時間の余裕がないという声も聞こえてきそうですが、年収アップはチャレンジなしでは成し得ません。

まずは複業の世界にどんな可能性があるのか、副業・転職サイト登録して、探ってみるのもありだと思います。

「複業」という考え方は下記の本から学びました。もはや説明不要ですよね?キングコング西野さんの著書の改訂版です。まだ読んでない人はチェックした方がいいかもです。

まとめ

美容師が年収を増やすためには、自らの能力を高めることが先決、そして独立を目指すことがひとつの正解です。

しかし、独立は不安定です。

もし安定的な働き方を望むのなら、他業種への転職がオススメです。

それでも美容師を生涯の仕事にしたいのなら、副業、あるいは複業も選択肢のひとつです。

収入元を増やし、収入のバランスを見直してみる。

  • 美容師(80%) 副業(20%)
  • 美容師(30%)他の仕事(70%)
  • 美容師(50%)他の仕事(50%)

この機会に一度、考えてみてはいかがでしょうか?

世知がない世の中だと嘆いていても、前には進みません。
激変の世の中で快適に過ごすためには、柔軟な姿勢を保つべきです。

最後にあなたに質問があります。

「もしあなたが美容師の他に副業を始めたとします。その副業が美容師の給料の5倍稼げたとします。それでもあなたは美容師をつづけたいと思いますか?」

ボクなら迷わずイエス!と答えます。

なぜなら美容師という職業は他業では味わうことができないステキな仕事だと思うからです。

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