コンサル

2019.12.24

集客できない美容室オーナー【3つの勘違い】

「どうしてうちの店に客は来ないのか?」

それは、あなたが大きな勘違いをしているからです。

 

こんにちは 勝村大輔(@gunners5050)です。

この記事を書いているボクは、美容師歴25年、人口20万人の市内で20坪ほどの小さな美容室を営んでいます。お店はまもなく開業から15年目を迎えます。

 

先日に下記のツイートをしました。

 

集客が苦手な美容室オーナーの
☑️3つの勘違い

・知られていると勘違い
・イケテルと勘違い
・こだわりを勘違い

SNSやると不人気を自覚できるかも。

まずはご近所さんと仲良くなろう。
友だちを作ろう。

クーポンからの脱却を目指そう!

 

上記を深掘りします。

 

本記事は実体験を基に書いています。机上の空論ではありません。集客に悩んでいる美容室オーナー、独立を目指す美容師だけでなく、すべての店舗ビジネスをされている方々に役立つ内容です。

 

お届けするラインナップは下記のとおりです。

  1. 集客できない美容室オーナー【3つの勘違い】
  2. 友だちを作ろう
  3. クーポンからの脱却を目指そう

1. 集客できない美容室オーナー【3つの勘違い】

集客できない美容室オーナーは、大きな勘違いしています。

指摘する勘違いは下記のとおりです。

  • 知られていると勘違い
  • イケテルと勘違い
  • こだわりを勘違い

 

ひとつずつ解説しますね。

知られていると勘違い

お店に客が来ない、最大の理由は「知られていないから」です。

そもそも、あなたのお店は、地域住民からさほど認知されてません。

知られていると勘違いしているだけ。

もちろんボクのお店も同じです。

前述のとおり、ボクのお店はまもなく開業から15年目を迎えます。

立地も良好だと、自負している。

一応、最寄駅から徒歩3分ほどだし、一階の路面店なので。

ところが、いまだに新規のお客さまから

 

「こんなところに美容室があったなんて!」

 

と驚かれることが多い。

これはある意味仕方がないことです。

 

先日、肌荒れが気になり、皮膚科を受診しました。

その時、ボクは初めて近所に皮膚科を受診できる病院があることを知りました。

しかも3件も。いずれも徒歩圏内にありました。

なぜ、ボクはこれらの病院を知らなかったのでしょうか。

それは、これまで必要なかったからです。

 

美容室も同じです。

そもそも、地域住民は美容室を必要としていません。

なぜなら、多くの人は、既に他の美容室を利用しているからです。

まずは、こうした前提があることを認めなくてはいけません。

その上で、

ある日、ふと「美容室を変えてみようか」と考えた人の頭の中に、

 

あなたのお店が存在していなければ、
あなたのお店を訪れることはありません。

 

「知ってもらえる努力していますか?」

多くの人に知ってもらえるように、ボクは絶え間なく販促をおこなっています。

 

【集客事例は下記を参照してください】

3ヶ月で150人集客!美容室の手書きチラシ作成術を公開

イケテルと勘違い

自分のお店はイケテル。

それはあなたに限らず、どの美容室オーナーも同じように思っています。

しかし、これも大きな勘違いです。

多くの人は「どの美容室も似たり寄ったり」と感じています。

なぜなら、前述した3つの病院は「どこも大差ない」と感じていたからです。

 

実際にボクは、皮膚科を受診できる病院を、ググりました。

ボクのスマホには、Googleマップと並び、3つの病院が表示されました。

・駅前皮膚科クリニック
・ジャスミン皮膚科クリニック
・草柳クリニック

正直なところ、「どこでもよかった」のですが、インターネットで予約できる「ジャスミン皮膚科クリニック」を選びました。

選んだ理由は、これだけではありません。

この病院だけが、口コミだけでなく、病院の”特長”や受診者の”属性”など、詳細な情報が書き込まれていたからです。

 

美容室も同じですよね。

あなたのお店は、

「どんな特長があって」
「どんな人が働いていて」
「どんなお客さまを喜ばせているのか」

 

伝える努力をしていますか?

 

【集客事例は下記の記事を参照してください】

【最強】Googleマイビジネスで300人来店 美容室Web集客

こだわりを勘違い

「地域No.1を目指しています!」とか
「美容のチカラで世界を平和にしたい」など

たいそうな目標を掲げているお店を見かけます。

つい先日、「伝説の店」と、うたってるお店を見かけました。

「それ、自分で言う?」ww

たしかに、素晴らしいミッションだと思います。

 

ただ、そのこだわりでは、お客さまが「私に合っているのかどうか」は不明ですよね。

 

熱い想いや、こだわりを持つお店の多くは、「すべての人」を相手にビジネスをしています。

 

逆をいうと、「どんな人に喜んで欲しいのか」絞り込むことを拒む傾向が強い。

〇〇専門店とは、いかなくても、せめて「こうした悩みを解消します」といった、お客さまが選びやすいこだわりを掲げるべきです。

 

数ある美容室の中で、唯一の存在と認められる発信をしない限り、あなたのお店が突出することはできません。

2. 友だちを作ろう

ブログやYouTube、SNSをはじめると、今、あなたが置かれている現状をすぐさま把握できます。

この時、初めて自分の“不人気”を自覚するかもしれません。

多くの人に認知されるためには、

  • 有益な情報を発信しつづける。
  • コミュニケーションを積み重ねる。

 

そして、多くの共感を創り出す。

 

こうした中で、

「この人面白い!」
「この人の考え方が好き!」
「この人に会ってみたい!

 

と思ってもらえるようになる。

 

友だちができる過程と、来客の過程はとても似ています。

 

それはWeb上に限らず、リアルの人間関係も同じです。

お店の存在を知ってもらうために、まず、すべきことは、ご近所さんと仲良くなること。

実のところ、ココが一番大切です。

地域住民に愛されたければ、それ以上に、自分が地域を愛さなければいけません。

 

【SNSの活用方法は下記の記事を参照してください】

【悲報】稼げない美容師はSNSをやっていない。

3. クーポンからの脱却を目指そう

目指すゴールは、クーポンからの脱却です。

クーポンに頼っている時点で、決して、集客が上手く行っているとは言えません。

 

昨今、痛烈に感じていることがあります。

それは、お客さまと良好な人間関係を築くのが難しくなっているということです。

 

スマホの普及によって、ボクたちは多くのサービスをタダで利用することができるようになりました。

検索だってタダですし、このブログもタダで発信しているし、タダで読めます。

タダが当たり前になっているという事実がある。

タダとは言わなくても、割引が横行し、お得感ありきで人は動きます。そして損に敏感です。

 

集客はますます難しくなってきている実感があります。

 

だからこそ、“関係性”が貴重なのです。

たくさんの人たちと、良好な関係性を築くこと。

まずはここからスタートしましょう。

 

集客がうまく行かないほとんどの理由は、あなたの勘違いです。

それは”価値の伝え方”に集約されます。

そして、伝える手段として、ブログやYouTube、SNSはかなり有効です。

まずは各々のツールの特性や属性を理解して、得意なツールからはじめてみてはいかがでしょうか?

今回は以上です。

 

【関連記事】

ついやってしまいがちな美容室のSNS活用【7選】「それ間違ってますから!」

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